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2020.12.03

師走のはじまり

コロナ禍の2020年が過ぎ、新しい年がすぐそこまで来ている。皆様にとって今年はどんな年でしたでしょうか。
アウラの仕事は振り返ると忙しい1年でした。年が始まったころは仕事を失いコロナの影響でどうなるかと心配しましたが、春には復活し夏には仕事に追われ秋には余裕がなくなりました。雪が積もり始めた今、木造とコンクリートで造る混構造のガレージ工事が始まり、寒さの中の現場監理に小樽まで行っています。
来年のお仕事は既に3つ進行中。コロナウィルスを警戒し皆様家にいる時間が多くなったせいか問い合わせも多い。面談はZoomを利用することがほとんどで私の仕事のスタイルも少し変化した。

変わったといえば事務所に仲間が1人加わり、仕事を覚えようと日々頑張っている。
中国出身で九州の大学のあと札幌の大学院で学び、私の仕事を手伝ってくれている。今日は建築士試験の合格発表があり見事に合格!!
コロナ禍で人の交流が遮断され、友人知人の皆様となかなかお会いできないでいますが、このコロナ禍を境に私の交友関係が大きく変わっていっていると感じる。
コロナだけが原因ではないが確かに変化している。ざっくり言えば建築関係からまちづくり関係へとシフトしている。建築関係は仕事上のつながりと言う面が大きいが、まちづくり関係の方々は「仲間」という言い方の方が近い感じがるす。
仲間たちは多種多様。年齢も高齢の方ばかりではなく、魅力的で優秀な若い方多い。そしてコロナの影響からZoomを利用した交流が普通で、交流の幅は道外はもちろん海外の方とも手軽にできる。コロナが過ぎ去りまた楽しく会えるようになった時、私の周りの顔がきっと変わっているだろう。
そういえば現在進んでいる設計の一つは香港のお客様。私たちが持っていた交流のモノサシは新しいものに変えなければならない。今までの「サンスケ」はもう小さすぎる。※サンスケ:建築士が設計の時に使う、複数の尺度で測れるモノサシのこと。

私の設計のスタイルも変わろうとしているのかもしれない?
新しい車いす住宅の設計を某組織事務所の若い建築士の2名と一緒に行うことが決まっている。
大手設計事務所にいると住宅の設計に携わることは少ないが、車いす住宅の設計に関わりたいと会社の許可を得てこのプロジェクトに参加してくれている。
私も新しいアイデアに出会えるかと、とても楽しみ!
クライアントは、仕事中の事故で行動が不自由となったが、後ろを向かず前をみて生きるポジティブな生き方に感銘を受ける。
彼をサポートしてくれる方々にも恵まれ、この度若くして自分らしい住宅を造ることとなった。必ず彼が言う”カッコいいイエ”を造って見せます!

施主から沢山のことを学び仕事ができることに感謝しつつ、残りの2020年と来年、その先も。
ベタではあるが人生の最後までこの仕事を続けられる様に頑張ろう。

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