<メッセージをいただきました>
今回の家づくりは、高齢になり足腰が弱くなったおばあちゃんと家族とが心地よく一緒に過ごせる空間を作りたい、そのシンプルな思いにはじまります。高齢者住宅を手がけている建築士さんを探していて出会ったのが山下一寛さんです。
とは言え、最初は右も左もわからなったわたしたち。出会いはウェブサイトでした。たくさんの住宅の写真やコメントを何度も確認しましたが、なによりな素朴でナチュラルな山下さんのポートレートを拝見していたら、自ずとこの方とお話してみたいと感じられました。
実際お会いして、写真から感じられた通りの朗らかで穏やかな人柄、家づくりに対する思いをひとつひとつ丁寧に受け止めてくださる真摯な姿勢。迷うことなく山下さんにお願いしようと決めました。あとにも先にもお会いした建築士さんは山下さんただひとりです。回り道することなくそんな方に出会えたことはなんと幸運なことだったのかと、今になって改めて思います。縁とは不思議なものです。
打ち合わせは楽しく進めていくことが出来ましたし、いつもわたしたちの個性を大事にくみ取ってくださいました。びっくりしたのは、たまに(よく?)脱線する他愛もないおしゃべりの中から山下さんが感じたことを、新たなアイディアやプランとしてもってきてくださったこと!
おばあちゃんのため、が第一義でしたが、家族ひとりひとりの「こうだったらいいな」という部分もたくさん叶えることができました。もちろん山下さんの建築家としてのエッセンスや、専門家ならではのきめ細やかな配慮が家のそこかしこにふんだんに取り込まれています。でも、決してお仕着せではない、時間をかけじっくり対話をして一緒に作った心地よい空間。末長く大切にして行きたいと思っています。
[建築]
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